なんてことない日記 ふかふかの兄貴

2023/09/07 忘れたころにギターの練習
2023.09.07
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編集者さんに原稿をお送りできた。ひと休みしておいしいおまんじゅうを食べた。今日書いていた原稿は栃木県の兄貴たちの原稿で、私はイケメンにはさっぱり興味がないのだけどああいった優しくて不器用そうな人は好きだーと思う。その愛は、ふかふかしたぬいぐるみにそっと体をもたせかける感じ。相手にも気づかれないからいい。そういう人のほうが多いんじゃないかな。多いとか少ないとかじゃないね。イケメンを好きな人の言い分も聞いてみたい。そもそもイケメンってなに?整っているということだろうか。芸能事務所に入りそうな風貌ということ? 安心ということだろうか。顔かたちというより、人と接するときは最初に見た表情とは違うものが少しずつ表明されてくる過程がいいなぁと思う。

時間が出来たらギターの練習をしようと思っていて、またしても躊躇していて弦が錆びてしまっている。つい、本棚の本に手が伸びる。ミステリーを読んでいることについて話したとき「それはもはや読書ではないですね」と言われて、腑に落ちた。時間を埋めるミステリー。今度の週末にちょっとだけギターに触ろう。弾けるようになりたいのだ。せっかく硬くなっていた左手の中指薬指の皮がまたひよひよに柔らかくなってしまった。

私はずっと前からなにをやっても不器用だけど、そもそもお手本となる人が上手すぎるように思う。料理、裁縫、楽器演奏。どれも型紙があるようなものをたどるのが大変に苦手。自分の料理は見た目は工作みたい。味は美味しい。ギター演奏でいえばどうなるんだろう。聴いた感じではしどろもどろだけど美味しい演奏ってあるのかな。そんなこと考えずにギターを触ろう。いずれにしても最低限のラインはあるだろう。それは料理も同じ。大根にはやっぱり切られたい方向があるように見える。それに従って切り、面取りまでしてだしで煮ると幸せそうなお顔になる。礼を尽くすということかな。そしたらギターに対しては、左手の指でコードを丁寧に絶妙に抑えて右手の指でふわりと鳴らすということかも。そんな風になれるには、練習しかないのです。

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