なんてことない日記 ミジンコになりたい
今日は長女の家に遊びに行ってきた。あれこれ忙しくなりそうだから、会っておきたいなぁと思って。もうお腹は大きくなってボールみたいにまんまる。奴(長女の夫)の趣味のレゴが家じゅうに置いてあったので、人形にちょっといたずらして帰ってきた。
ニトリで買い物をして、地下のスーパーでお弁当を買って家で食べた。あと、シールが貼ってあった値下げモンブランも。狭い住宅街、新しいけれど細い階段を上がっていく家。
バーガーキングのハンバーガーがたぶん一番美味しいっていうことで盛り上がる。長女とは食べ物の好みも映画や音楽の好みも似ていて、くるりやバンプのコンサートも一緒に行ったなあ。遠い日の話だけど。このあいだの誕生日のプレゼントに買っておいた、おぱんちゅうさぎのキーホルダーもめちゃめちゃ喜んでた。おぱんちゅうさぎ可愛いよね!と鼻息粗く語り合う。
いつか、私が仕事で疲れ果てていたとき、長女の職場のビルの下で待ち合わせて、近くの成城石井でモーモーチャーチャーを買って、日が暮れかかった薄暗いベンチで食べて。私が「ミジンコになりたい……」って言ったら彼女も「私も……」って。たぶん互いに最悪だと思っていたけど、いま思い出すとなんか笑える。
最近いつもだるくて。長女の家でもごろ~んて寝転んでた。
こんな言葉を見つけた。
「すべては経験 いろんなことをやってみて 楽しめなかった 喜べなかったとしてもただの経験であり もうやらなければいいのです」
辛かった、とか、こうでありたかった、という遠い記憶は、自分の中の箱にしっかりとしまいこもう。日常の心情と混ざり合わないようにぴったりと箱は閉じ、奥にしまう。いつまでも甘えて混ぜっかえさないようにしよう。だって、私の両眼が見る先には、ちゃんと日常がこんなに息をしている。それに、箱に入れたのであって捨てたわけじゃない。
すでに登録済みの方は こちら