なんてことない日記 冬の芝

犬の背中を撫でたい 怖いけど
mimi 2025.01.21
誰でも

ゆうべ夜遅く帰ったので今日は一日頭がはっきりしなかった。

郵便ポストに行くとき、いつも通る道。

いまは芝生が小麦色になっていて、この冬の芝の上を歩くのが好き。

柔らかくて、ふかふかしていて

犬の背中を撫でているみたい。

あ、そっか。

犬の毛も毛根があってそこに流れる血流から栄養をもらってる。

芝も根っこを張ってて、土から養分を吸い上げる。

毛は衝撃のクッションとなり乾燥を防ぐ。芝も。

そうして見あげるとケヤキの枯れた枝は毛細血管と同じかたちで

空に向かって広がる。

なにを受け取ろうとしているの?

立ち止まり空っぽの手を広げる。この手にはなにが注いでいるのだろう。

帰ってきてまたキーボードを叩きはじめる。

言葉がぽろぽろと発生する。

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